魚は低糖質でたんぱく質も豊富なため、糖質制限をする人にとってとても便利な食材です。
実際に多くの魚は、100gあたりの糖質が0〜0.5g程度しかありません。
例えば代表的な魚の糖質量は次の通りです。
| 魚 | 糖質量(100g) |
|---|---|
| マグロ(赤身) | 約0.1g |
| サケ | 約0.1g |
| サバ | 約0.3g |
| タラ | 約0.1g |
| イワシ | 約0.2g |
このように、魚はほとんど糖質を含まない食材です。
そのため主食の糖質を減らす食事では、肉と並んでよく使われる食材になっています。
魚は低糖質でたんぱく質も豊富なため、糖質制限をする人にとってとても便利な食材です。
しかしスーパーの魚売り場を見ると、サバ・サケ・マグロ・タラなど多くの種類が並んでいます。
「どの魚を選べばいいの?」
「脂が多い魚と少ない魚って何が違うの?」
「糖質制限中でも全部同じように食べていいの?」
こんな疑問を感じたことはありませんか。
実は魚は種類によって脂質量・栄養バランス・向いている食べ方がかなり違います。
同じ魚でも、選び方や食べ方を少し意識するだけで、糖質制限をより続けやすくなります。
この記事では、魚の種類ごとの違いをわかりやすく整理しながら、低糖質の食事でどのように取り入れるとよいのかを解説します。
この記事を読んだらわかること
・魚の種類ごとの大きな分類(赤身魚・白身魚・青魚)の違い
・脂が多い魚と少ない魚の栄養の特徴
・糖質制限中におすすめの魚と食べ方
・スーパーで魚を選ぶときに迷わないポイント
1. 魚の種類は大きく3つに分けられる
スーパーで売られている魚は、栄養や特徴の違いから大きく次の3つに分類されます。
| 種類 | 代表的な魚 | 特徴 |
|---|---|---|
| 赤身魚 | マグロ、カツオ | たんぱく質が多い |
| 白身魚 | タラ、タイ、ヒラメ | 脂質が少ない |
| 青魚 | サバ、イワシ、サンマ | 脂質が多くDHA・EPA豊富 |
この分類を覚えておくと、魚売り場でも選びやすくなります。
赤身魚(マグロ・カツオなど)
赤身魚はたんぱく質が多く脂質は中程度の魚です。
特徴
・筋肉が発達している
・鉄分が多い
・味がしっかりしている
例えばマグロの赤身は、100gあたりの脂質が約1〜2gほどで、比較的あっさりしています。
そのため
たんぱく質をしっかり取りたい人に向いている魚
といえます。
白身魚(タラ・タイなど)
白身魚は脂質が少ないさっぱりした魚です。
代表例
・タラ
・タイ
・ヒラメ
・カレイ
脂質量は100gあたり1g前後のものも多く、非常にあっさりしています。
そのため
脂質を控えたい人や胃に負担をかけたくないときに向いています。
ただし脂が少ないため、
・揚げ物
・バター焼き
など、油を使った料理にされることが多い魚でもあります。
糖質制限では問題ありませんが、調理方法によってカロリーが大きく変わる点には注意が必要です。
青魚(サバ・イワシ・サンマなど)
青魚は脂が多い魚です。
代表例
・サバ
・イワシ
・サンマ
・アジ
青魚の脂には
DHA・EPAというオメガ3脂肪酸
が多く含まれています。
これは
・血液中の脂質バランス
・心血管疾患の予防
などとの関係が研究されています。
(参考:厚生労働省 日本人の食事摂取基準)
つまり青魚は
脂は多いけれど、栄養価が高い魚
と言えます。
糖質制限では脂質がエネルギー源になるため、青魚はむしろ相性がよい食材です。
2. 脂が多い魚と少ない魚の違い
魚を選ぶときに気になるのが
脂の量の違いです。
主な目安は次の通りです。
| 魚 | 脂質量(100g) |
|---|---|
| タラ | 約0.2g |
| タイ | 約4g |
| マグロ赤身 | 約1g |
| サバ | 約16g |
| サンマ | 約20g |
(日本食品標準成分表2020年版)
このように魚によって脂質量は100倍近く違う場合もあります。
しかし糖質制限では
脂質=悪いもの
ではありません。
むしろ
・満腹感が出やすい
・エネルギー源になる
というメリットがあります。
ただし注意点もあります。
注意したい調理法
魚料理では次の料理は糖質が増えやすくなります。
・みりんを多く使う煮付け
・甘い照り焼き
・衣が多いフライ
例えば照り焼きは、タレに
・砂糖
・みりん
が多く使われることがあります。
糖質制限中は
塩焼き・刺身・蒸し料理
などシンプルな調理法を中心にすると安心です。
3. 糖質制限でおすすめの魚
糖質制限中でも食べやすく、栄養バランスの良い魚をいくつか紹介します。
サバ
青魚の代表です。
特徴
・EPA、DHAが豊富
・脂が多く満腹感が出やすい
缶詰(サバ缶)も便利で、手軽に食べられます。
サケ
サケは脂とたんぱく質のバランスが良い魚です。
また
ビタミンD(骨の健康に関わる栄養素)や
アスタキサンチン(サケの赤い色の成分で、体の老化の原因の一つとされる酸化を防ぐ抗酸化成分)
も含まれています。
焼くだけで食べやすいため、日常の食事にも取り入れやすい魚です。
タラ
タラは脂質が少なく、さっぱりした魚です。
おすすめ料理
・鍋
・蒸し料理
味が淡白なので、野菜と合わせた料理に向いています。
4. スーパーで魚を選ぶときのポイント
魚売り場で迷ったときは、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
① 青魚を週2回程度取り入れる
DHA・EPAを意識して、青魚を定期的に食べると栄養バランスが整いやすくなります。
② 加工品よりシンプルな魚を選ぶ
例えば
・味付け魚
・甘い煮魚
などは糖質が増えていることがあります。
できれば
生魚やシンプルな加工品
を選びましょう。
③ 冷凍魚も活用する
魚は日持ちしにくい食材です。
そのため
・冷凍サバ
・冷凍サケ
・冷凍タラ
などをストックしておくと、食事の準備がとても楽になります。
まとめ
魚は種類によって脂質量や栄養の特徴が大きく違います。
基本的には次の3種類に分けて考えると理解しやすくなります。
・赤身魚(マグロなど)
→ たんぱく質が多い
・白身魚(タラなど)
→ 脂が少なくさっぱり
・青魚(サバなど)
→ 脂が多くDHA・EPAが豊富
糖質制限では、魚は非常に相性のよい食材です。
青魚・白身魚・赤身魚をバランスよく取り入れることで、栄養の偏りを防ぎながら食事を続けやすくなります。
スーパーでは「魚の種類」と「調理方法」を少し意識するだけでも、低糖質の食事を選びやすくなります。
無理なく続けるためにも、普段の食事に魚を上手に取り入れていきましょう。
参考資料・出典
厚生労働省 日本人の食事摂取基準
https://www.mhlw.go.jp/
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版
https://www.mext.go.jp/
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